離乳食は5ヶ月から始めると聞いた。
でも、5ヶ月では早いなんていう情報もあるよね…?
結局、いつから・どのように始めればいいの?
こんな疑問に答えます。
離乳食は5ヶ月だと早い?6ヶ月から?【試す前に3つのチェック】
まずは、生後5ヶ月で離乳食を試してみる「アレルギーの心配」
初めての離乳食を食べてくれない!「大事なポイントは3つだけ」
こんにちは!りゅうたき(@takkyhokkaido)です。
僕は2児の子供を育てるパパで、上の子は離乳食完了期(1歳半を過ぎたところ)に差し掛かっています。
初めての離乳食って、母乳や粉ミルクといった簡単に作れるものから大人と同じ食事にシフトチェンジしていく上で、非常に重要な過程。
だからこそ、「離乳食は生後5ヶ月頃から始めるものです」と言われると、そのとおりに始めないといけないと感じますよね?
しかし結論を言うと、「離乳食は、生後5ヶ月を過ぎた日に必ず始めなければいけないわけではありません。」
ただ、生後5ヶ月頃から離乳食を始めるときにはチェックするべき3つのポイントがあるので、最初の始め方と一緒に詳しく解説します。
僕たち夫婦も色々と悩んだけど、その経験・確かな情報を元に解説していくよー!
※本記事では一部、下記の本を参考にさせてもらっています。
Contents
離乳食は5ヶ月だと早い?6ヶ月から?【試す前に3つのチェック】

6ヶ月じゃダメなの?
上記のように悩んでしまうのは、初めての離乳食に挑戦するママ・パパなら当然の話。
そこで、まずは離乳食を試す前に下記の3つをチェックしてみましょう。
支えるとお座りができる
大人の食事に興味を示す
哺乳反射が減ってくる
1つだけではなく、3つ全てにチェックが付かないと離乳食を始めてはいけません。
だいたい、上記3つにチェックが付くのが「5ヶ月~6ヶ月頃」が平均なので、離乳食開始(離乳食初期)が5ヶ月~6ヶ月程度と言われているんですね。
では、チェックポイントについてそれぞれ詳しく解説します。
チェック①:支えるとお座りができる
生後5ヶ月にもなると、首がすわって椅子にも座らせられるようになります。
よって、支えてあげながらでも椅子に座れるようになれば、もう離乳食をあげられるようにもなるのです。
最初は10分程度座れればOKだよ。
チェック②:大人の食事に興味を示す
赤ちゃんは両親の食事を側で見ていると、下記のような動作を行うようになります。
じーっと、食べる様子を観察する
ヨダレを垂らして食べたそうにする
口をモグモグさせて食べる真似をする
これらの動作や仕草を生後5ヶ月を迎えるまでに見ることができたら、”すでに食事に興味アリ”です。
つまり、赤ちゃんが「母乳や粉ミルクだけじゃ栄養が足りないな~」と、本能的に感じ取っている証ですね。
チェック③:哺乳反射が減ってくる
哺乳反射(ママの乳首などを本能的に吸うこと)が減ってきたら、体が徐々に自分の力で食事をしようとしているサイン。
吸う力が付いた後は、咀嚼(噛むこと)に切り替わっていくということですね。
離乳食の開始は、赤ちゃんが食べ物に興味をもつようになったら「10倍がゆ」

3つのチェックポイントにチェックが付き、赤ちゃんが食べ物に対して興味を持つようになったら、離乳食を試してみましょう。
とはいえ、まずは「10倍がゆ」から食べさせていくのが基本です。
米と水を1:10の割合で炊いたおかゆのこと。
離乳食初期(5ヶ月頃)では、粒がなくなるくらいまですりつぶしてから食べさせる。
じゃあ詳しい作り方も載せておくよ~。
【簡単】離乳食初期(5ヶ月頃)、10倍がゆの作り方
10倍がゆの基本は、「一度に作ってしまう or 一気に作る」&「お米から作る or ご飯から作る」です。
ただ、一気に作ってしまう&お米から作るのはめんどうなので笑、僕の場合は大人のために炊いたご飯から作ってしまうことが多かったですね。
その①:ご飯と鍋を使った10倍がゆ
・材料:ご飯30g、水1カップ(200ml)
- 鍋にご飯と水を入れて、加熱前にご飯をほぐす
- 強火で沸騰させたら、弱火に変えてから蓋をして15分蒸し煮
- 火を止めたら、蓋をしたまま10分間放置して完成
※粒が残っている場合は、完成した後にするつぶす必要あり
米から作るよりは簡単ですが、正直これでもめんどくさいですね笑
その②:ご飯とレンジを使った10倍がゆ
・材料:ご飯15g、水60g
- 耐熱容器にご飯と水を入れ、加熱前にご飯をほぐす
- 蓋かラップをして「600Wで1分間」レンジでチン
- 蓋をしたまま、10分間放置して蒸らす
- 粒がなくなるまですりつぶす
最初は、このレンジを使った方法が1番めんどくさくなくてオススメ☆
一気に作って保存しておきたいなら、凍らせても取りやすい下記のような容器があると便利ですよ。
10倍がゆを作るときの必需品「離乳食全般」
10倍がゆを作るときには、下記のものが必需品です。
- フードプロセッサー
- 離乳食セット
最後の「すりつぶし」の工程で必要になります。
それぞれ、実際に使っているものを載せておきますね。
フードプロセッサー

通販サイトの「ショップジャパン」でも人気が高く、通常使用では間違いなく重宝するとても使いやすいフードプロセッサーです。
離乳食セット

プーさんの可愛い離乳食セット。
「裏ごし → すりおろし → みじん切り → すりつぶし」
上記の過程全てで使えて、なおかつ電子レンジでも利用可能なので、めちゃくちゃ使いやすいですよ♪
また、1から離乳食を作るのも良いですが、誰しも「めんどくさい!」思うときはあるもの…。
そんなときは市販のベビーフードに頼ってもOKです。
参考【離乳食がめんどくさい!】作りたくない時はベビーフードでOK!?
https://hokkaido-susume.com/troublesome-baby-food/
まずは、生後5ヶ月で離乳食を試してみる「アレルギーの心配」

3つのポイントにチェックが付いて、10倍がゆの作り方が分かったら、実際に離乳食を試してみましょう。
”ただし、ここで注意点!”
赤ちゃんにとって初めての食材は、必ず『小さじ1』の量から始めるようにしてください。
なぜなら、アレルギーの心配があるからです。
例えおかゆとはいえ、アレルギーを発症する危険性があるので注意してください。
10倍がゆを小さじ1の量与えてみた後、下記の症状がないかを確認。
嘔吐や下痢をしていないか
皮膚のどこかしらに湿疹・赤みが出ていないか
目が充血 or 目をかいている or まぶたが腫れている
鼻水やせきが出ている、呼吸が荒くてゼイゼイ言っている
どれかしら症状が発生した場合、必ず病院を受診するようにしましょう。
離乳食の献立「5ヶ月~6ヶ月頃」
離乳食初期の5ヶ月~6ヶ月頃は「1回食」で与えるのが基本。
※下記はあくまで推奨とされる一例ですが、参考にどうぞ。
初日:10倍がゆ(小さじ1~)
最初はポタージュ状で。慣れてきたらヨーグルトぐらいを。
→ 1週間後:10倍がゆ(大さじ1~) + 野菜のペースト(小さじ1~)
おかゆを上手に飲み込めるようになったら、次は野菜のペーストを。
→ 2~3週間後:10倍がゆ + 白身魚や豆腐のペースト(小さじ1~)
数種類の野菜に慣れたら、豆腐や白身魚などのたんぱく質食材をペーストで。
※食物アレルギーに注意
→ 1ヶ月後:主食 + おかず
たんぱく質食材に慣れたら、「たんぱく質 + 野菜など」といったように数種類の食材を。
→ 離乳食中期へ
流れを見て分かるとおり、離乳食初期で1番めんどくさいのが10倍がゆに慣れた後に与え始める野菜…。
そんな野菜に関して、栄養面で色々悩むことがあるかと思いますが、解決策は下記で紹介しているので、ストレスを抱えたくない人はぜひ読んでみてください。
【朗報】離乳食初期「野菜の順番・進め方…」たった1つで解決します
https://hokkaido-susume.com/babyfood-vegetables-order/
初めての離乳食を食べてくれない!「大事なポイントは3つだけ」

赤ちゃんにとって初めの離乳食は、どうしても一筋縄にはいきません。
当然ですが、最初からパクパク食べてくれるという保証はないですし、
といったことも当たり前のようにあるのが現実です。。。
離乳食を食べてくれない場合は、大事なポイント3つを抑えましょう。
ポイント①:「美味しいよ~」と言いながら、奥まで入れない
赤ちゃんは普段から両親のことをよく見ているので、「美味しそうだな~」「楽しそうだな~」という雰囲気を敏感に感じ取ります。
つまり、「これから人参を食べてみよう!美味しいよ~?」といったように、楽しく声がけをすることが重要なのです。
ただし、反対に食欲をなくすような態度で離乳食をあげるのは止めましょうね。
また、最初に与えるおかゆに関しても、無理に奥まで入れるのではなく、初めは下唇に乗せる程度で与えるようにすると、赤ちゃんが嫌がることが少なくなりますよ。
ポイント②:口の発達に合わせて、離乳食をなめらかにすりつぶす
離乳食は内蔵機能が発達した赤ちゃんに対して与えるものですが、同時に舌や口の発達に合わせて与えていくものでもあります。
そのため、離乳食が舌や口の発達に合った固さになっていないと、赤ちゃんが口に入れたときに「食べにくい!」と口から出してしまうことがあるのです。
もし何回あげても口から出すようなら、
おかゆが嫌い
水分量が足りない
すりつぶしが足りない
上記のようなことが考えられるので、おかゆなら”水分量を増やして舌触りをなめらかにしてあげる”といった対策が必要になります。
また、無理におかゆから食べさせることもないので、どうしても食べないなら野菜にシフトチェンジするのもアリですよ。
ポイント③:1番大事なのは、”赤ちゃんのペースに合わせること”
ぶっちゃけ、これが1番重要!
例え今回紹介しているような基本があったとしても、1番は1人1人の赤ちゃんのペースに合わせて離乳食を勧めていくことが大事です。
現代では、SNSなどで色々なママが動向が見えてしまって、「自分はどうしてこんなに…」と比べてしまうことがあるはず…。
しかし、人間1人1人成長の仕方には誤差がありますし、他人の子供と比べても仕方がありません。
離乳食中期(5ヶ月~6ヶ月頃)の、悩み解決Q&A

最後に、離乳食中期(5ヶ月~6ヶ月頃)に抱える悩みについて回答しておきます。
※全部で5つ
Q1.スプーンを口に入れるだけで嫌がる…。
A.離乳食自体はもちろんのこと、スプーンですら赤ちゃんにとっては初めてのものです。
最初はスプーンにのった離乳食を見せて「美味しいよ~?」と声をかけながら与えましょう。
Q2.4ヶ月になって、他の子と比べても体が大きいから離乳食を始めてもOK?
A.必ず5ヶ月~6ヶ月まで待ちましょう。
例え体が大きくても、消化機能や舌の発達はまだまだなので、しっかりと消化吸収ができるようになる5ヶ月~6ヶ月まで待つことです。
Q3.離乳食の温度はどのくらいが適温?
A.母乳や粉ミルクと同じくらいで大丈夫です。
人肌くらいの温度で、冷たい物を与えるのは1歳を過ぎてからが良いでしょう。
Q4.離乳食を始めたら、うんちがゆるゆるに…!
A.赤ちゃんの体調が悪そうではなく、いつもと変わらない様子なら大丈夫。
特に、初めは内情機能が未熟なために下痢や便秘を起こしやすくなります。
ただあまりに気になるようなら、便を固めるにんじんやリンゴを食材として使ったり、お医者さんに相談しましょう。
Q5.夜に起きることが多くなった…おなかが空いちゃってるの?
A.ちょうど、生後5ヶ月~6ヶ月は夜泣きが始まる頃です。
よって離乳食による栄養不足というよりは、母乳・粉ミルクを欲しているだけだと考えられます。
対策としては、抱っこをする、添い寝をする、母乳や粉ミルクを飲ませてあげるですね。
※夜中に離乳食をあげるなんてことは絶対に止めましょう!
まとめ:離乳食は5ヶ月から試しても問題なし「遅いより、早いほうが○」

離乳食は赤ちゃんのペースに合わせて始めるのが正解です。
ただし、基準よりも遅すぎると赤ちゃんの栄養不足や噛むこと(咀嚼)が下手になる可能性があるので注意が必要です。
また、「離乳食を与えない=母乳・粉ミルクから卒業できない」となる点にも注意しましょう。
今回のまとめは下記のとおり。
離乳食を試す前には、3つのチェックポイントを確認!
アレルギーの心配をしながら、「小さじ1」ずつ与えていく
離乳食は、赤ちゃんのペースに合わせてあげるのが1番大事!
生後5ヶ月になる前から、上記を少しずつ意識していくのが重要です。
離乳食の開始に関しては、僕達夫婦も色々と悩みました…。
でも、周りと比べてしまうのが1番ダメですし、最も大切なのは赤ちゃんの体調を見てあげることですよ☆
成長の過程に合わせて離乳食を用意するのは大変ですが、周りと比べずに大きな愛情を持って頑張りましょうね。
今回の記事が、離乳食は5ヶ月頃の離乳食に悩むあなたの助けとなれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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