どこに行っても人混みだらけ…都会での生活に疲れた…。
田舎でスローライフを送りたいな~。
でも、現実はどうなんだろう?
こんな疑問に答えます。
田舎に対する夢と現実は、人と環境によって崩れます【注意】
田舎でスローライフを行うことでの「メリット・デメリット」
老後から田舎でスローライフを行うのは、絶対に止めた方がいい
こんにちは!りゅうたき(@takkyhokkaido)です。
僕は都会での生活に疲れ、千葉県から北海道の田舎へ移住して2年間生活してきました。
はじめに、「将来田舎でスローライフを送りたい!」と考える人へ悲報を伝えておきます。
『田舎でスローライフなんて幻想。田舎に移住してから人と環境によって今の夢と現実は簡単に崩れます。』
これが結論です。
過去の僕のように、都会での生活に嫌気が差し田舎に対して過度な期待をしている人は、ぜひ最後までお付き合いください。
Contents
「田舎でスローライフを満喫したい!」どうしてそう思うのか?

まず、今あなたが感じているであろう、現状に対する不満について振り返っておきましょう。
”「田舎でスローライフを満喫したい!」どうしてそう思うのか?”
と聞かれれば、下記のようなことが思い付くはず。
他人との関わりが少なくて寂しい
都会には自然が少なくて、息苦しい
毎日、満員電車で通勤するのがもう嫌
休日は、どこへ遊びに行っても混んでる
都会はみんな急かされていて落ち着かない
上記は以前の僕も感じていたことです。
どうしても都会は田舎に比べて人口が多く、大きな建物ばかりで圧迫感を感じてしまいます…。
しかも、自宅の隣に住んでいる人でさえ関わりは全然なく、「都会=閉鎖的」なイメージが強いですよね?
そこで、自然と一緒に開放的になれる田舎へ憧れを抱く人が多いんですね。
実際に田舎へ行ってみると分かりますが、緑が多いぶんだけ澄んだ空気が漂っていて、深呼吸するだけでも心がスッキリする感覚があります。
こういった感覚って、今の都会ではなかなか感じることができませんよね…。
しかし、これらの都会に対する不満点は、人と環境が変わることによって解決することがあります。
だからこそ、「都会(閉鎖的)→田舎(開放的)」への移住を考える人が多いんですね。
田舎に対する夢と現実は、人と環境によって崩れます【注意】

と、まあ都会に関する不満を振り返ったところで、注意点についてもお話ししましょう。
結論を言いますが、
「今抱いている田舎に対する夢と現実は、人と環境によって簡単に崩れます。」
どういうことかというと、いくら田舎に対して憧れを抱いたとしても、移住先の人と環境が自分に合っていなければ、いとも簡単に理想は崩れ落ちるということです。
例えば、下記のような感じ。
田舎ってみんなが優しいイメージだった…けど、なんだか冷たいな…
周りにコンビニすらない…!こんなに不便なら都会の方が良かった…
開放的だけど…人がいなさすぎて逆に寂しい!なんだか夜が怖いな…
極端かもですが、ぶっちゃけ上記のような現実は当たり前のようにあります。
都会の人冷たいって言ってる人いますが、田舎も仲間意識強いからかなんなのか知らないけど冷たいゼ、岐阜の白川郷行った時にほとんどのやつ冷たかったらもう行かねえって思った
— あんあーッ!! (@0_shush_1) September 14, 2019
たまに「田舎に住め!」何て言っている人、田舎なんて良いものじゃないよ。
特に古いしきたりとか他所から来た人に冷たいから。
昔奈良県の月ヶ瀬村で起こった事件はそれがあったから。— 大宮灰音 (@haine_oomiya) September 12, 2019
僕が移住した北海道に限らず、どこの地域でも同じように感じるようですね。
また、今まで都会に住んでいた人が田舎に移住すると、生活の不便さにストレスを感じてしまうかもしれませんね。
といったように、田舎でのスローライフを送るには「人・環境」が大きく障害として立ち塞がることになります。
ただし、田舎とはいえ日本国内にも数多くの地方があり、どこに住むかをしっかりと計画することで少しは「こんなはずじゃなかった…」を回避することが可能です。
僕も下記の記事のように、北海道に移住する際は前もって『移住計画』を行いましたよ。
【具体例】北海道への移住計画まとめ【格安で移動し、生活費も安く】

“都会にはないスローライフが田舎にはある。“という幻想

では、話を本題に戻して。
「都会にはないスローライフが田舎にはある。」と考える人へ。
正直、これは幻想です。
…うーん。どうしてかを伝える前に…そもそも”スローライフ”って何でしょうか?
都会の人達みたいに時間に追われない生活
澄んだ空気を感じて、時間を忘れてしまう
自然と動物と一緒にのどかなゆる~い毎日
現在、田舎でのスローライフで想像しているのは上記のようなことですよね?
ただ、スローライフの元々の意味は「欧州のように日本人もゆったりと時間を過ごそう!」という概念のこと。
確かにスローライフという意味では、都会にいるより田舎で生活した方がゆる~く時間を過ごせると思います。
ですが、決して時間に追われないわけではなく、むしろ田舎の人の方が仕事をし過ぎている可能性だってあるのです。
自分が行う仕事によっても違いますが、ぶっちゃけ『パソコン1台で仕事ができる』という人以外は、時間を忘れてスローライフを過ごすなんてのは幻想かもしれませんね。
結局、国内にいる時点であんまり人も環境も変わらないというのが現実です。
詳しくはメリット・デメリットにまとめます。
田舎でスローライフを行うことでの「メリット・デメリット」

では、田舎でのスローライフの現実を解説したところで、メリット・デメリットについてもまとめておきます。
まずはメリットから。
田舎のスローライフ:メリット
人混みで疲れる数が極端に減る
閉鎖的ではなく開放的に暮らせる
渋滞に巻き込まれることがほぼ皆無
外に出るだけで、澄んだ空気を感じる
ほぼ周りの目を気にする必要がなくなる
見て分かるとおり、どれも人・環境に関したことですね。
ただ、都会では日々ストレスとなることが田舎では起こらないことも多いので、メリットは大きいと感じます。
しかも、満員電車に揺られるなどの見知らぬ他人との接点もなくなるので、個人的にはすごいメリットが多くて良いですね。
『心に余裕を持って生活できる』というのも、田舎でスローライフを行うことの大きなメリットですね。
田舎のスローライフ:デメリット
次にデメリットをまとめます。
環境対策でやることが多い
仕事以外でもよく時間を使う
暖かくて良い人ばかりではない
地域のコミュニティーがめんどい
自然の中で生活するのはかなり過酷
田舎に住んだらスローライフだけが待っているわけではありません。
自然の中で暮らすためには、季節によって様々な対策をしなければならないですし、地域の面倒ごとも増えてその分時間を費やすことにもなります。
例えば、
- 雪かき
- 住民会
- 熊対策…etc
上記のようなことは誰しもやりたくてやるわけじゃないですよね。(人によっては住民会が楽しみかもですが…)
しかも、雪国では積雪だけではなく自然界の動物達にも気を付けなければなりません。
僕が体験した雪国への移住の現実が気になる人は、下記の記事をどうぞ。
【悲報】北海道に移住して失敗した!【2年間の実体験で見えた現実】

基本的に、田舎に住んでいる人は助け合いの精神が強く、困ったときはスッと助けてくれることがほとんどです。
ただし、中には「よそ者を受け付けない人」や「嫌みばかりな人」も当然いるので、「田舎だから…」と過信しないようにしましょう。
老後から田舎でスローライフを行うのは、絶対に止めた方がいい

この記事は僕と同じ20代~30代ほどの年齢の人に向けた記事ですが、中には「老後から田舎でスローライフをしたい!」と考えている人もいるでしょう。
でも、ぶっちゃけ「老後は田舎でのんびり~」という選択ほど止めた方がいいことはありません。
なぜなら、先ほど挙げたように田舎ほど肉体的に負担が掛かる仕事が増えるので、年老いた体ではのんびりどころか大変になるだけだからです。
自然の中で静かに…と考える気持ちは分かりますが、都会での暮らしに慣れた人が田舎で老後を暮らすのは絶対オススメしませんね。
確かに、「老後は体が動かない状態で都会にいても仕方がない…。」と思うこともあるでしょう。
しかし、都会で暮らしていれば不便な思いをすることがなく、大体の物は簡単に手に入れることができますよね?
よって、老後こそ都会に住むべきなのです。
じゃないと、”田舎で寂しく孤独死…”なんてことにもなりますよ・・・?
田舎での一人暮らしは、当時23歳だった僕でもかなり寂しかったです…。
関連記事【移住】北海道の一人暮らしは“かなり孤独”です【23歳の体験談】

まとめ:田舎でのスローライフも、流れる時間は同じ「体感の問題」

最後に、まとめとして最終的な結論を伝えておきます。
『田舎でスローライフを送ったとしても流れる時間は同じ。結局全ては体感の問題。』
これです。極論と言えば極論ですね笑
田舎でのスローライフに憧れて実際に田舎へ移住したとしても、結局流れる時間は一緒です。
要するに、あとは”本人が体感でどう感じるか?”これだけですね。
都会での生活に疲れて田舎でののんびりライフを望む気持ちは分かりますが、都会の便利さ・閉鎖環境を捨てたくないなら、田舎に対する幻想は捨てましょう。
決してそんなに甘いものではないので。
では、今自分の周りにいる人・環境を大切に。
Twitterもやっているので、良かったらフォロー&絡みに来てください♪(@takkyhokkaido)